政府は、来年3月まで延長が決まっている家電のエコポイント制度について、駆け込み需要などで予算が足りなくなるおそれもあることから、ことし12月からポイントの点数をおおむね半分に減らすことになりました。
家電のエコポイント制度は、省エネ効果が高い地上デジタル放送に対応したテレビやエアコン、冷蔵庫を購入した人に、商品券などと交換できるポイントを付与する制度です。政府は、制度の期限をことし12月から来年3月まで延長することを決めています。これについて大畠経済産業大臣は、閣議のあとの記者会見で、ことし12月から購入で得られるエコポイントの点数をおおむね半分に減らすことを明らかにしました。さらに、来年1月からはエコポイントの対象を商品の買い替えだけに限定するとともに、リサイクルに伴ってポイントを加算する制度は廃止することにしています。これについて大畠大臣は「予算にも限りがあることから、制度を止めるためには段階的に絞っていくことが大事だと考えた。消費者にもよく説明したい」と述べ、エコカー補助金を予算の不足で期限前に交付を打ち切ったことなども踏まえた措置だという考えを示しました。