2009年06月28日

E&E Kit構築に向けて 2

eegear.JPG

ARCTERYXのUrban Fannyはどうやら入手困難ですね。
近所のアウトドアショップ2件ほどに行きましたが、赤はありましたが黒はありませんでした。
他店舗も調べてくれましたが、黒は在庫なし。
ネットを徘徊してもありませんでした。

安価で実際に調達できるポーチではないと今回の企画としては意味がないです。
なので・・・似たサイズのポーチを探してみました。

hw2.jpg

GRANITE GEARのHIP WINGです。
容量も1.5リットルとの事でUrban Fannyと同じです。
約20ドルで、国内価格も3000円ほどという点も同じです。

ただし・・・あきらかにARCTERYXの方がデザインがいいです。
HIP WINGは一般的なウエストポーチと同様にポーチがストラップからぶら下がるデザインです。
したがって、おそらく走ったりすると多少バタつく事が想像できます。

Urban Fannyはストラップがポーチの中央を通り、ポーチを押さえつけるデザインですので振れ難いデザインです。
でも、手に入らない(手に入っても稀少価格)のであればしょうがないでしょう。

トップ画像はE&Eキットの内容ではありません。
ナルゲン1リットルボトルと各アイテムのサイズ比較です。

容量が1.5リットルのポーチというのは、計算の仕方によりますが最低1リットルは実効容量があるでしょう。
画像の通り、1リットルがけっこうな容量である事が見て取れます。

SUREFIREやBenchmadeのフォルダーや携帯はE&E専属とはいきませんのでサイズ比較用です。

それでも、サバイバルキット、サバイバルブランケット、小型FAK、通信デバイス(シグナルミラー、携帯など)、パワーバー系の多少の食料と、画像にはありませんが小型の水のパック、LEDライトや必要なサイズに切り出してラミネートした地図、コンパスなどを1リットル以内に収めるのは不可能ではありません。
(上記が、キット必要な全てではない点にご注意ください)

サバイバルブランケットはAMKの製品です。
オレンジ色ですので、シグナルパネルも兼ねます。
数年前の製品はサバイバルマニュアルが印刷されたデザインですが、現行品はオレンジ単色です。

隣にあるグレーのロールはダクトテープです。
AMKが出していますが、買う必要はなくロールから小分けすればいいだけです。
軸アリにしても使いやすいですし、画像のように軸ナシでも負けます。
巻き始めを折り返して(粘着面をなくして)からペンなどに巻き取り、最後に抜き取るだけです。

シグナルミラーのケースが画像には写っています。
あるから写しただけで、実際は特に必要ではありません。
ケースに入れるよりも液晶保護フィルムや、携帯を買った時に画面に張ってあるフィルムを貼れば目的は果たせます。

今のご時世、モールスを覚えている方はごく一部かと思います。
ラミネートしたモールスの表を入れておけば役立つかもしれませんが、" ・・・ --- ・・・ "(短3回、長3回、短3回)の"SOS"さえ知っていれば事足りるでしょう。
捜索時は反射だけで調査対象になるようです。


小型FAKは、とりあえずメインのキットからバラして画像用に組みました。
コンパクトである必要がある点から、やはり万能の三角巾は外せないと思います。
米軍のがコンパクトですが、現用からは外れているからか新品での入手は難しくなってきている感じがします。

未開封であっても古いのはパッケージのピンホールから汚染されていそうなので、洗濯ネットに入れて手洗いし、アイロンをかけるといいかと思います。強烈な匂いも取れます。
ちゃんと畳めば、ほぼ同じサイズに戻せます。

他には数サイズのバンドエイド(保湿系の新しいもの)、バタフライテープ、創部ドレッシング材(3M デカダーム)、アルコール消毒パッド(洗浄用の水が手に入らない場合用)、解熱鎮痛剤、抗生物質、リップクリーム、注射針です。

ヴィクトリノックス・クラシックを足せば、小さいハサミやトゲ抜きが便利だと思います。
他に追加する予定があるのがDentempという、歯が欠けたり詰め物が取れた場合の応急処置用の詰め物です。
日本のように医療制度が進んだ国では無縁ですが、特にアメリカのような医療制度後進国の場合は・・・歯を診て欲しくても要予約で早くて数週間から数ヶ月です。
なので、この手の応急処置用品が充実しています。
すくなくとも翌朝まで待てば、保険証を持ってどこでもいいから総合病院なり歯科医院に駆け込めばいい日本では必要性がないものです。

注射針なんかを持ってると「怪しい」のであんまり表に出すべきものではないです。
トゲへの対処などで使うことになりますが、ケースが付いている分、サバイバルキット内のメスよりは使い勝手がいいです。
この手のものはハンズなり薬局で簡単に買えます。
ただし捨てるときは医療廃棄物になるのかと思いますので・・・買うの簡単、捨てるの大変なアイテムです。
よく行く個人医院があるなら、そこに相談する事になると思いますが・・・ただでさえ世間にこき使われている医師の仕事は増やしたくないものです。
ほとんどはナイフの刃先ですむので使った事はありません。

全部まとめてジップロックに入れるのが一般的かと思います。
画像では普通のジップロックですが、じきにALOKSAKの適合するサイズを買ってくる予定です。
ALOKSAKはジップロックの高級版といった感じで、柔軟な素材かつジップ部がより強力です。
日本のAmazonでも購入できます。
非常時には水入れにもなると思います。

ちなみに、写真を撮ろうとしてSUUNTO M9が行方不明であることに気付きました。
どこへ行ってしもたんや。
「SUUNTO Coreがゴミ」って記事を書いた時に間違えて「SUUNTO M9」って書いたからスネて出てってしもたんやろか。

posted by ZERO at 13:03| Daily Posts | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする