[掲載]2010年10月8日
薬物やアルコール依存の状態から何とか「生き延びた」後には、快復への長い長い日常が始まる。周囲を振り回すのはなぜ、極端な行動に走るのはどうして? 当事者である女性たちの率直な言葉と実践の記録から、支える側の医療者や家族も含め、つながりを育て、生きていく処方を探す。
シリーズ「ケアをひらく」の新刊で、著者は依存を持つ女性をサポートする「ダルク女性ハウス」代表と、女性支援の施設運営者。複雑な心理や他者との関係を、チャートにして整理するなど手法もユニーク。生きづらさを感じる誰もに、思い当たる点があるだろう。
著者:上岡 陽江・大嶋 栄子
出版社:医学書院 価格:¥ 2,100
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