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内野謝罪文公開も飲酒運転は否定のまま

　飲酒運転疑惑などが浮上していた俳優内野聖陽（４２）が６日、自筆のおわびコメントを発表した。所属する文学座のホームページに掲載したもので、内野は「一連の報道に関しましては、私、内野聖陽の軽率な行動が原因で、関係各社の皆さま、そして、私を応援してくださるファンの皆さまに多大なご迷惑、ご心配をおかけ致しましたことを、心よりおわび申し上げます」と初めて公に謝罪した。

　今回の騒動は９月、写真週刊誌「フライデー」が内野と４０代人妻の車中ディープキスと、発泡酒を飲んだ後に内野が車を運転した飲酒運転疑惑を報じたのがきっかけ。直後に内野から事情を聴いた文学座は人妻との行為は認めたものの、飲酒運転疑惑は否定していた。

　今回のコメントでも内野は飲酒運転疑惑には触れず「今後は自身の社会的責任をより一層自覚し、身を引き締めて俳優業に誠心誠意取り組んで参りたいと切に思っております」と締めくくった。また、文学座は弁護士同席のもと内野から事情を聴き、飲酒運転は否定し、かつ深く反省していることから、謹慎などではなく、口答での厳重注意処分にしたという。

　内野は来年４月スタートのＴＢＳ系日曜劇場「ＪＩＮ～仁」出演が決まっている。昨年９月に坂本龍馬役で出演したドラマの続編で、そのほかに映画、ドラマのオファーもあり、今のところ俳優活動に影響はないという。今回のコメントは騒動発覚時に主演していた舞台「イリアス」が９月末、ＮＨＫドラマ「１０年先も君に恋して」が５日に終了したのを待って公表したもので、これで騒動に幕を引きたいようだ。

　［2010年10月7日9時54分　紙面から］