仲間たちの胴上げで宙に舞う、マッスル坂井=東京・後楽園ホール
DDTの興行ブランドで、演出を全面に押し出したスタイルで異彩を放った「マッスル」を主宰してきたマッスル坂井(32)の引退興行「マッスルハウス10〜絶対に笑ってはいけない最終興行〜」が6日、後楽園ホールで開催され、坂井が鈴木みのる(42)と引退試合を行った。
5人がけ、男色ディーノとの引退試合で疲労困憊(こんぱい)の坂井だったが「どうせやめんだからもう1試合やれよ!」という映像とともに鈴木が登場。マッスルでおなじみのスローモーションの攻防を展開し、坂井は映像でできちゃった結婚まで発表する。
最後は鈴木の「もし子供がオレにソックリでも…ま、気にすんな!!」という映像でのコメントに「何すか、今の!?」と動揺したところを裸絞め、ゴッチ式脳天くい打ちとたたみかけられ、3カウントを聞いた。
号泣しながら引退スピーチを行った坂井は、2030年10月6日、自らの子供を使って「マッスルハウス11」を開催することを発表。「オレの子供は絶対に鈴木みのるに負けないと思います!!」と大見えを切り、3度胴上げされてリングを下りた。引退後は故郷・新潟で実家の金型工場を手伝うという。
(2010年10月6日)