FTA:韓国とEU、来年7月発効なるか

欧州議会通過すれば99%以上発効

事実上、日程早まる

 韓国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)は6日に協定文の署名を終えたが、予定通り来年7月から発効するには、韓国国会と欧州議会の批准手続きを経なければならない。

 協定文に「双方が国内での手続き(批准)を完了したと相手側に通知した日の翌月1日から発効する」と規定されているためだ。韓国政府は10月中に国会に批准案を提出する予定だ。

 こうしたプロセスが順調に進めば、韓国とEUのFTAは「暫定発効」されることになる。「暫定」とはいうものの、協定文の内容の99%以上が効力を持つことになり、正式発効と大差ない。

 「正式発効」は、EUに加盟している27カ国の議会がそれぞれ批准同意案を通過させて初めて可能になる。EUが「27カ国の議会がすべて批准した」と韓国政府に通知してから、60日後に成立するという。27カ国の議会が批准を完了するには2-3年かかると予想される。このように時間がかかるため、EUはFTAについて、「暫定発効」という特殊な段階を設けている。

李陳錫(イ・ジンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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