李舜臣将軍の銅像、補修のため光化門を離れる

 ソウル・光化門の交差点にある李舜臣(イ・スンシン)将軍の銅像が建造後初めて、40日間、この場を離れることになる。

 ソウル市は6日、「李舜臣将軍の銅像を今年6月に193片に分けて精密調査した結果、112片が不良だということが分かった。11月13日から12月21日までの40日間、銅像を首都圏の工場に移し、補修することにした」と発表した。1968年に建てられた李舜臣将軍の銅像が光化門を離れるのは今回が初めて。

 ソウル市均衡発展推進団のキム・ビョンハ団長は、「銅像を大々的に補修するのに必要な溶接作業や、銅像の表面に砂を高圧で吹き付けて清掃する作業は、都心では困難と判断し、鋳物作業が行える首都圏の工場で補修することにした。補修を終えた銅像は12月22日ごろ、光化門広場に移される予定」と語った。

 ソウル市は、高さ6.5メートル、重さ8トンに見合う保護枠を製作し、不織布などで保護幕を設置して銅像を運搬する。運搬に使われる低振動特殊車両は、時速20-40キロで走行する。銅像移転後、その場には、李舜臣将軍を象徴するデザインの覆いを設置する。

1968年に建てられ、ソウル・光化門の交差点を見守ってきた李舜臣将軍の銅像(右)が補修のため、来月13日から40日間、この場を離れることになった。左は世宗大王の銅像。/写真=オ・ジョンチャン記者

金城敏(キム・ソンミン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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