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蓮舫大臣怒られた…国会内でファッション誌撮影
参院本会議で答弁に向かう蓮舫行政刷新相
Photo By 共同 |
蓮舫行政刷新担当相(42)が国会議事堂内でファッション雑誌の撮影を行ったとして、野党側は7日、「不適切な行為だ」と批判した。西岡武夫参院議長も口頭で注意した。蓮舫氏側はこの撮影を議員活動として申告。しかし野党側は「営利目的に当たる」と参議院の内部規定違反を指摘している。
問題となったのは先月28日に発売された「VOGUE NIPPON」の11月号。
6ページにわたってインタビューを展開し、トレードマークの白いジャケットなど全身バレンチノでかためた蓮舫氏が、議事堂3階の渡り廊下でポーズをキメるショットなどを掲載している。ここは衆議院と参議院の中間にあり、中央塔の真下に位置する議事堂の象徴的な場所。議事堂内でファッション誌の撮影が行われるのは初めてという。
蓮舫氏側は「国会活動の記録のため」として撮影許可を参議院警務課に申請していたが、自民党、公明党など野党3党は7日、参院議院運営委員会理事会で「撮影許可の基準を満たしていない」と問題視。「ファッション誌の撮影=営利目的」として参議院の内部規定違反だと指摘した。
参院事務局によると、議事堂内での撮影は、議員活動にかかわる場合は認められているが、私的な宣伝か営利目的に当たる行為は許可していない。野党の批判を受け、西岡参院議長は蓮舫氏を国会内に呼び「不適切だ」として口頭で注意。蓮舫氏側と同誌編集部は「コメントは差し控えさせていただきたい」とした。
雑誌関係者によると、議事堂内での撮影は蓮舫氏からの提案だったという。04年に政治家に転身するまでグラビアアイドルだった経験もあるためか、同誌ホームページのメーキング画像を見る限り、慣れた様子で撮影に応じているのが印象的だ。
この日、蓮舫氏はノーベル化学賞の日本人ダブル受賞について院内で記者団に「(事業仕分けで)2位じゃダメなんでしょうか?と発言していたが」と質問され、「仕分けの前後を見てもらえます?」と返答。その言葉尻ではなく、仕分けでの働きぶりを見て判断してもらいたい意向を示した。
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