“イラ菅”復活…衆院本会議

衆院本会議で自民党の谷垣総裁の質問に答弁する菅首相

　菅直人首相（６３）は６日、衆院本会議で始まった各党代表質問への答弁で、野党の厳しい追及にイラっと応戦した。

　自民党の稲田朋美衆院議員（５１）の「ウソだらけの、サギとも言うべきマニフェスト」「検察に政治責任と説明責任を押しつける、ひきょう者内閣」との指摘に「私も野党時代、かなり厳しい言葉を使っていた。しかし、これほど汚い言葉は使わなかった」と“イラ菅”復活をみせた。

　さらに「首脳会談において、オダマ、オザ、オ、オバマ大統領…」とたどたどしく答弁。「原稿の棒読みだ」と批判する野党に対し「原稿を読まないで答弁しろとの指摘があるが、まずは原稿を読まずに質問するのが筋ではないか」と反論した。

　強制起訴される民主党の小沢一郎元代表の証人喚問などに関し「国会で議論、決定すべきもの。説明の場、方法を含めて小沢氏本人が判断し対応するのが望ましい」と発言。党内から執行部へ「小沢氏に離党勧告すべき」という声も上がる中で、判断を“丸投げ”した形だ。小沢氏は首相の答弁を聞かず、約２０分間で退席した。

（2010年10月7日06時03分  スポーツ報知）

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