星野氏、監督復帰へ意欲　楽天は阪神の日程配慮

　プロ野球楽天が来季監督として就任要請する阪神の星野仙一シニアディレクター（６３）は７日、民放テレビ局のニュース番組に出演し、正式な就任要請は受けていないとした上で、「野球人としてはチャンスがあれば、ユニホームを着たいと思っている」と監督としての現場復帰に意欲を示した。

　楽天は三木谷浩史球団会長が阪神の坂井信也オーナーと既に会談を持ち、楽天入りへの支障はなくなっている。

　楽天は井上智治オーナー代行が６日に「阪神のレギュラーシーズン終了後に動くということ」と８日以降に就任要請を行う見通しを明かしていた。しかし、米田純球団代表は７日、仙台市内で「阪神のファン、球団に迷惑がかからないようにしたい」と、クライマックスシリーズ（ＣＳ）に進む阪神の試合日程などに配慮する姿勢を強調した。阪神は１６日からＣＳファーストステージで巨人と対戦する。