他人の財布を横領した疑いで大阪府警から任意で取り調べを受けた30代の男性が、警察官から暴行され、自白を迫られたとして8日、告訴すると発表しました。
「お前、警察なめたらあかんぞ、お前」(警部補・会見で披露された録音) 「シランなんかで住まんぞ、お前」(警部補・会見で披露された録音) 「殴るぞ、お前」(警部補・会見で披露された録音) 「手ださへんと思たら大まちがいやぞ、こらあ」(警部補・会見で披露された録音) 「お前、大まちがいやぞ、こらあ」(警部補・会見で披露された録音) 「座れ、こら」(警部補・会見で披露された録音) 「やめてください」(男性・会見で披露された録音) 「わからんのやったらわからんで勝負せいや、警察と」(警部補・会見で披露された録音)
男性の弁護団によりますと、先月3日、大阪府警東署などで7時間にわたって行われた取り調べの一部で、疑いがもたれている男性がICレコーダーで録音しました。
8日、大阪地検に提出する告訴状などによりますと、男性は会社員の女性が駅で落とした財布を横領した疑いで警察の任意の取り調べを受けましたが、その際、刑事課の34歳の警部補ら2人から太ももなどをたたかれたり、「シャブ中以上の嘘つき」などと暴言をはかれたということです。
これに対し、大阪府警は警部補らは暴言については認めているものの暴行については否定しています。 (10/07 19:13)
|