中国民間船が海軍代役も 米紙報道【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は5日、米国やアジアの当局者の話として、領有権問題の存在する海域で中国の漁船など民間船の通航が増加し、時として中国海軍の代役を務めていると北京発で報じた。 その結果、軍艦を含む外国船舶と接触、衝突するケースが増え、特に東シナ海や南シナ海が波乱含みの情勢になっていると指摘した。 多くの場合、これらの民間船と中国海軍との関係を明確に示す根拠はなく、沖縄県・尖閣諸島周辺で起きた漁船衝突事件の漁船からも発見されなかった。しかし外国当局者によると、時にこれらの民間船が海軍と歩調を合わせているとの証拠があり、中国海軍は漁船による「海の軍団」の拡充を図っているという。 【共同通信】
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