日系人部隊に米議会金メダル オバマ大統領が署名【ワシントン共同】米ホワイトハウスは5日、オバマ大統領が第2次世界大戦中に激戦地で戦った陸軍の日系人部隊などに、米国で最も権威がある勲章の一つ「議会金メダル」を授与する法案に署名したと発表した。 受章が決まったのは、第2次大戦中、日系米国人が「敵性外国人」として各地の強制収容所に収容される中、志願した日系人によって編成された米陸軍の第100歩兵大隊と第442連隊戦闘団など。両部隊はドイツやイタリアの激戦地において最前線で戦い、多くの兵士が死傷した。 勲章授与の法案は、戦後65年に当たる今年、多くの日系人が住むカリフォルニア州の議員らが提案していた。授章理由について法案は「(日系兵士らは)米国内で人種差別と戦い、国外ではファシズムと戦って勇敢さと国家への献身を示した」としている。 日系米国人団体「全米日系米国人記念財団」は5日、今回の授章決定について「長い間待ち望んだ喜ばしい日」と声明を発表した。 【共同通信】
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