尖閣諸島の魚釣島にだけ生息するモグラ「センカクモグラ」の保護を訴えて、アルピニストの野口健さんらが会見を開きました。

 アルピニスト・野口健さん:「まさに絶滅にひんしているのに、何も対応できないのはどういうものか」
 野口さんらは、1970年代に尖閣諸島の魚釣島に人が放ったヤギが増えたため、この島にしか生息しないセンカクモグラなどの生き物が絶滅の危機にひんしていると訴えました。魚釣島には十数種類の固有種が生息しているにもかかわらず、上陸には政府の許可が必要なため、1991年以降、調査できていません。野口さんらは「中国漁船衝突事件があったこの時期をあえて選んだ。少しでも多くの人にこの事実を知ってもらいたい」と訴えました。

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