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【福井】

大型クラゲ、今季初漂着 県水産課「今年は発生少ない」

2010年10月7日

 県は6日、美浜町丹生の定置網に大型クラゲ(エチゼンクラゲ)が入っていたと発表した。県内沿岸部での大型クラゲの漂着は今季初で、例年より2カ月ほど遅い。県水産課の担当者は「研究機関の調査では今年は発生が少なく、大量漂着の可能性は低いだろう」と話している。

 県水産課によると、同日早朝に地元の漁師が定置網を揚げた際、傘の幅80センチの個体が1匹入っているのを発見。県定置漁業協会を通じて県に連絡があった。大型クラゲは処分された。

 大量発生した2009年度に、初漂着を確認したのは8月10日。ここ数年はお盆の前後が多かったが、今季は台風が少なく発生量も少ないことなどが原因で遅れたという。

 県水産試験場は6、7の両日、漁業調査船「福井丸」を出して日本海での大型クラゲの発生状況を調査している。県水産課も研究機関などから情報を集め、県内の各漁協に注意喚起をしている。

 (原田晃成)

 

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