川内原発増設で九電を提訴 排水アセスやり直し求め九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の3号機増設をめぐり、九電が実施した環境影響評価(アセスメント)が実態とは異なり違法だとして、増設に反対する市民ら65人が6日、九電に手続きのやり直しを求め、鹿児島地裁に提訴した。 訴状では、九電は川内1、2号機から海に放出される温排水の拡散範囲を2キロ以内とした上で3号機増設のアセスをしたが、実際は2キロを超えた地点でも排水による温度上昇がみられ、前提とする事実が虚偽であると主張している。 原告団は、温排水が取水口から再び入って冷却材として使われているため、排水の温度がさらに高まって拡散していると分析。九電のアセスはこうした排水の再循環を無視しているため、再調査が必要とした。 【共同通信】
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