米国:ゲーツ国防長官、来年中に辞任の意向 米誌で表明

2010年8月16日 23時39分 更新:8月17日 1時24分

ロバート・ゲーツ米国防長官=2009年10月撮影
ロバート・ゲーツ米国防長官=2009年10月撮影

 【ワシントン草野和彦】ゲーツ米国防長官は16日掲載の米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」(電子版)とのインタビューで、来年中に退任する意向を明らかにした。長官は、今年12月のアフガニスタン戦略の見直しを終えた後、「11年のいずれかの時期が、交代するのによい機会だと思う」と語った。

 退任の理由として長官は、12年の大統領選前に後任選定の時間的余裕があったほうがよいことなどを挙げた。インタビューは先月行われ、米CNNは16日、「(記事は)長官の意思を正確に反映している」という国防総省広報官の話を伝えた。

 ゲーツ氏は1966年、米中央情報局(CIA)入り、91~93年にCIA長官。ブッシュ前政権時の06年に国防長官に任命され、09年1月発足のオバマ政権でも留任し、イラク、アフガンの二つの戦争を引き継いできた。

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