熱中症:電気代が払えず76歳の男性死亡 さいたま市

2010年8月16日 20時11分

 15日午後4時20分ごろ、さいたま市北区の無職男性(76)が自宅で倒れているのに同居の無職の長男(48)が気づき、近くの公衆電話から119番した。救急隊員が駆け付けたが、男性は熱中症で既に死亡していた。

 埼玉県警によると、部屋にエアコンはあったが、電気代が払えず十数年前から電気は止まっていた。同日午後1時ごろ、長男が、男性に頼まれて近くのドラッグストアで氷を買って渡したが、約3時間後、布団の上であおむけに倒れていた。男性は長男と2人暮らしで、収入は男性の年金だけだったという。

 熊谷地方気象台によると、15日のさいたま市の最高気温は35.8度だった。【飼手勇介】

top
文字サイズ変更
この記事を印刷

PR情報

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド