夏の高校野球:九州学院延長戦制す 鹿児島実戦

2010年8月16日 18時15分

【九州学院・鹿児島実】三回表九州学院2死二塁、山下が左前適時打を放つ=阪神甲子園球場で2010年8月16日、和田大典撮影
【九州学院・鹿児島実】三回表九州学院2死二塁、山下が左前適時打を放つ=阪神甲子園球場で2010年8月16日、和田大典撮影

 第92回全国高校野球は16日、阪神甲子園球場で3回戦4試合。第4試合は鹿児島実(鹿児島)と九州学院(熊本)の九州対決となり延長十回の末8-7で九州学院が勝利。1963年以来47年ぶりのベスト8進出を決めた。

 九州学院は7-7の十回、エラーで出た坂井をバントで送り1死二塁から下田の左翼線への二塁打で貴重な勝ち越し点。そのまま逃げ切った。

 先制したのは九州学院。1死後、渡辺が左前打で出塁すると下田のバントの送球が乱れ二、三塁に。ここで井が一、二塁間を破るライト前ヒットで2者生還。2死後山下と萩原の連続タイムリーで計4点を挙げた。さらに、五回には代わった野田を攻め、1死三塁から山下のレフトへのタイムリーで1点を追加した。七回には萩原のライトポール際へのソロ本塁打。八回には下田がスクイズを決め、着実に加点した。

 一方、鹿児島実は四回1死一、三塁で、九州学院・渡辺の暴投で1点を返すと、2死後、豊住、関山の連続タイムリーでこの回3点。終盤の八回には2死から川崎、浜田の連続二塁打で1点を挙げた。そして、九回1死一、三塁から藤田、亀甲、用皆の3連打で1点差に詰め寄ると、川崎の二ゴロで同点に追いつき、延長戦に突入。しかし、2回戦の能代商(秋田)戦で15点を奪った強力打線もあと一歩足りなかった。【毎日jp編集部】

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