はやぶさ:東京都心でカプセル初公開 開場時に1800人

2010年8月15日 16時57分 更新:8月16日 10時38分

都心でのはやぶさのカプセル一般公開に訪れた大勢の人たち=東京都千代田区の丸の内オアゾで2010年8月15日午前11時19分、手塚耕一郎撮影
都心でのはやぶさのカプセル一般公開に訪れた大勢の人たち=東京都千代田区の丸の内オアゾで2010年8月15日午前11時19分、手塚耕一郎撮影

 7年かけて小惑星「イトカワ」までを往復し、6月に地球に帰還した探査機「はやぶさ」のカプセルが15日、東京都千代田区の商業施設「丸の内オアゾ」で一般公開された。都心で初めての公開。開場した午前8時には約1800人が列を作り、初日の入場者数は8434人に上った。

 公開されたのは、イトカワの試料を納めるための筒状のコンテナを除いたカプセル本体や、カプセルの大気圏突入時に使われた耐熱カバーなど。生後4カ月の長男純平ちゃんを連れて見学した東京都板橋区の永谷木綿子(ゆうこ)さん(31)は「傷がたくさんついていて、長旅をしたんだなと実感した。この子が大きくなったら、『すごいものを見たよ』と話してあげたい」と約60億キロに及んだはやぶさの壮大な旅に思いをはせていた。

 公開は19日までの午前8時~午後8時。無料。午前7時から整理券(先着1万人)を配る。問い合わせは宇宙航空研究開発機構広報部(03・6266・6400)。【西川拓】

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