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自殺幇助容疑で元組幹部再逮捕へ 「転落死」保険金詐取

2010年10月7日15時4分

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 東京都奥多摩町で大沢菊夫さん(当時61)が自殺したのを事故死と装り、保険金を詐取したとされる事件で、警視庁が、元暴力団幹部阿久津好男被告(68)=詐欺罪で起訴=を自殺幇助(ほうじょ)容疑で再逮捕する方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかった。大沢さんと養子縁組していた元組員の男(46)=同=も同容疑で追送検する方針。

 捜査関係者によると、阿久津被告らは大沢さんを自殺させる方法などを数カ月にわたり検討。2007年2月15日、場所を奥多摩町氷川の林道と決め、18日にも下見した。21日に大沢さんを連れていき、合図をしたら後ろ向きに約25メートル下の谷に転落するように言い、大沢さんの自殺を助けた疑いが持たれている。

 大沢さんはこの4日後に死亡。阿久津被告らは、事故死と装って保険金を請求し、計約2960万円をだまし取ったとして逮捕、起訴された。

 捜査関係者によると、阿久津被告らは当初、大沢さんを女性と結婚させて財産を得ることなどを計画したが、失敗していたという。

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