「うってつけのコーチ」、韓国メディアがキム・ヨナの新コーチ就任を報道

　韓国のフィギュアスター、キム・ヨナ選手が新コーチとしてピーター・オペガード氏を迎え入れることが明らかになった。所属のマネージメント社が6日ロサンゼルスで記者会見を行い、新コーチの就任を発表した。韓国メディアは続々と同話題を取り上げており、話題を集めている。

　キム・ヨナ選手は4年をともにしたオーサー氏と決別後、ロサンゼルスに拠点を移した。ロサンゼルスにはキム・ヨナ選手が普段から敬慕するミシェル・クワン選手の個人リンクがあり、オペガード氏はミシェル・クワン選手の実の姉の夫。韓国メディアは、オペガードコーチが88年カルガリーオリンピックの銅メダリストで、アメリカのフィギュアスケートの殿堂入りを果たした経歴を続々と紹介。

　お互いの印象について、キム・ヨナ選手は「物静かで真摯に選手たちを教えると聞いた。精神的に多く支えてもらえそうだ」と述べ、一方のオペガードコーチは「訓練に臨む姿勢に感銘を受けた」、「リンクの外でもいつも謙虚で、みんなに笑顔で接するヨナの姿が印象的だ」と語った。

　オペガード新コーチの誕生について、韓国メディアは「キム・ヨナ側が信頼するのは物静かながらも時には鋭いその指導方式だ」とし、「技術的にこれ以上大きく成長するというよりも、精神的な安定を必要とするキム・ヨナにはうってつけのコーチだ」との見方を示した。記事は最後に「キム・ヨナとオペガードのコンビが世界フィギュアファンにどんな楽しみと幸せをもたらすのか気になる」と期待を寄せた。

　キム・ヨナ選手はオーサー氏の元ではレッスン形式で指導を受けていたが、新コーチとは専属契約を結ぶとみられる。今後の計画について、キム・ヨナ選手は新コーチを相談して決めたいと表明。10月中旬からは振付師のウィルソン氏とショートプログラムの振り付け作業を開始、来年3月の世界選手権に照準を合わせる。（編集担当：金志秀）

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