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【国際】

中国 ベトナム漁船を拿捕 西沙諸島周辺で9人拘束

2010年10月7日 夕刊

 【ハノイ=共同】五日の国営ベトナム通信によると、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島周辺で九月十一日、ベトナムの漁船が中国当局に拿捕(だほ)され、漁師九人が拘束される事件があり、ベトナム外務省は中国側に即時、無条件の解放を要求した。

 西沙諸島は中国が実効支配し、両国が領有権を争っている。同省は、同諸島に対するベトナムの主権を主張した上で解放を要求したという。

 拘束されたのはいずれもベトナム中部クアンガイ省の漁師。西沙諸島周辺では中国によるベトナム漁船の拿捕が多発。ベトナム紙によると、二〇〇五年以降、三十隻以上が拿捕され、拘束された漁師は四百人以上に上る。

 中国は西沙諸島海域に漁業監視船を常駐させるため、四百トン級の大型船舶の建造を始めている。

 

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