古来より人類が憧れ続けてきた永遠の命。
医学の発展もあって寿命は伸びてきましたが、もっと若く健康でありたいと言う願いは多くの人が持つところだと思います。
人類よりもずっと長く生きる、地球上で最も長寿命な10の動物をご紹介します。
ミル貝
ミル貝は殻長15cmほどの大きな2枚貝でミルクイとも呼ばれています。寿司ネタとしてもおなじみですが、最低でも160年は生きるそうです。
ムカシトカゲ
ニュージーランドだけに生息するムカシトカゲは、全長610mm、体重1kgほどで、姿は他のトカゲに似ているもののトカゲ類とはかなり異なる系統の爬虫類で、約2億年前の恐竜時代に多くの種を擁したグループの唯一の生き残りです。ムカシトカゲも脊椎動物では最長クラスの寿命を持ち、100〜200年ほど生きると見られています。
ハオリムシ(チューブワーム)
ハオリムシの体長は数十cmほどで、深海の熱水噴出孔周辺に生息する生物です。170年ほど生きることが知られていますが、多くの科学者は250年以上生きるのではないかと推測しています。
赤ウニ
アメリカの太平洋側の浅瀬や岸壁に生息する赤ウニ"Strongylocentrotus franciscanus"は、200年以上生きるそうです。
ホッキョククジラ
哺乳類で最長の寿命を持つホッキョククジラは名前のとおり北極に生息し、全長20mほどに達します。一般のクジラと同様に60〜70年の寿命と思われていましたが、数頭の個体が150〜200年程度生きていることが分かり、最も長生きしているものは少なくとも211年生きていると見られています。
コイ
コイの寿命は平均20年以上で70年以上の個体もいるそうです。中には200年を越すものがいると言われており、鱗の年輪から推定された最長寿命記録は岐阜県白川村で飼われていた「花子」の226年ですが、信憑性には疑問があるそうです。
カメ
亀は脊椎動物では最も長生きするとみなされており、2006年に死亡したアルダブラゾウガメのアドワイチャは、世界最高齢の動物で250年以上生きた可能性があると考えられています。他にも、推定175年生きたとされるガラパゴスゾウガメのハリエットなどが有名です。
アイスランド貝
アイスランド近海の北極海で獲れるアイスランド貝はアサリやハマグリに良く似た2枚貝で、数年前に405〜410歳と思われる個体が発見されました。貝殻の年輪を数えることで年齢を測定することができるそうです。ちなみにこの貝を採取したときはまだ生きていましたが、年齢を調べる際にはがした事で死んだそうです。それまで貝のギネスレコードは220歳でした。
海綿動物
自ら動くことのない海綿動物の中でも南極の海に生息するものは温度が低いため成長も遅く、中には1550年以上生きていると見られている個体もあるそうです。
ベニクラゲ
ベニクラゲは1度死んだように海底に沈んでから根状態に変わり、幼生のポリプという状態に若返ることから「不老不死のクラゲ」との呼び名もあります。 そのため理論上は永遠の命を持つとも言われています。
以上、長寿な10の生物でしたが、これらの中に人間が健康に長生きするためのヒントがあるかもしれないと思うと、より興味が湧いてくるのではないでしょうか。
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