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「バイオラバー」の山本化学工業、医療機器製造販売に参入
山本化学工業(大阪市生野区)は5日、医療機器製造販売許可取得の手続きを完了し、今月中にも販売を開始すると発表した。同社は「ウエットスーツやバイオラバーで培ってきた技術を活用していきたい」としており、参入1年間で15億円の売り上げを目指す。
同社によると、スポーツや医療、動物(競走馬)向けなどのサポーターを20年以上扱ってきたが、医療機器製造販売の許可がないため、有用性をPRできなかったという。そのため、3年前から許可取得に取り組み、9月28日に厚生労働省から許可を得た。
一般医療機器では、今月中に着圧サポーター「メディカルバイオラバー」4種類の販売を予定しており、市販価格は3万〜15万円程度となる見込み。また、マリンスポーツの中でも増加が目立つトライアスロン人口に注目。経営者層を対象とした「CEOレース」や高齢者をターゲットに、高機能ウエットスーツの販売なども予定している。管理医療機器では複数の大学の医学部などと協力し、着圧機能や赤外線機能付きの製品の研究開発を進めている。
山本富造社長は「一日でも長く元気で生活したいという高齢者の要望が多い。そのニーズに応えながら、5年後には医療機器を含め200億円の売り上げを目指す」としている。