事件前後の流れも再現
佐賀市で2007年、知的障害者の安永健太さん=当時(25)=が警察官に取り押さえられた直後に死亡した事件で、付審判請求により特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われた警察官(29)の第2回公判前整理手続きが30日、佐賀地裁(若宮利信裁判長)で開かれた。警察官側の弁護団はこれまでに21人の証人を申請したことを明らかにした。
警察官側弁護団は、安永さんが自転車で車道を走り、停止中のバイクに衝突後、警察官に抵抗したとされる事件前後の流れ全体を審理すべきと主張。1回目の公判前整理手続きで採用が決まった8人に加え、13人を追加申請した。追加分を採用するかどうかは、次回7月8日の手続きで協議する。
一方、検察官役の弁護団は安永さんを取り押さえた場面に重点を置いた立証を計画しており、目撃者ら6人の証人を申請し、採用が決まっている。
7月29日の初公判は、被告と現場で一緒だった同僚警察官の証人尋問を実施。公判は月2回程度のペースで開き、9月6日に第2回公判を開くことが決まった。
佐賀市で2007年、知的障害者の安永健太さん=当時(25)=が警察官に取り押さえられた直後に死亡した事件で、付審判請求により特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われた警察官(29)の第2回公判前整理手続きが30日、佐賀地裁(若宮利信裁判長)で開かれた。警察官側の弁護団はこれまでに21人の証人を申請したことを明らかにした。証人が採用され、出廷するかは未定だが、公判が長期化する可能性もある。
警察官側弁護団は、安永さんが自転車で車道を走り、停止中のバイクに衝突後、警察官に抵抗したとされる事件前後の流れ全体を審理すべきと主張し、21人の証人を申請。
一方、検察官役の弁護団は安永さんを取り押さえた場面に重点を置いた立証を計画しており、目撃者ら6人の証人を申請している。
証人については、1回目の公判前整理手続きで、警察官側から8人、検察側は6人の採用が決まっており、残りの申請分の採否は次回7月8日の手続きで協議する。
7月29日の初公判は、被告と現場で一緒だった同僚警察官の証人尋問を実施。公判は月2回程度のペースを予定しており、9月6日に第2回公判を開くことが決まった。
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