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「兎の眼」など児童文学出版 理論社が民事再生法申請

2010年10月7日5時1分

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 児童文学図書を扱う中堅の出版社「理論社」(東京都新宿区)は6日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。帝国データバンクによると、負債は約22億円。灰谷健次郎さんらの本や、子供の詩を中心にした児童誌「きりん」で知られる。

 1970年代には灰谷さんの「兎(うさぎ)の眼(め)」「太陽の子」、80年代にはシナリオ文学といわれた倉本聰さんの「北の国から」シリーズなどがヒットした。野間児童文芸賞や日本児童文学者協会賞などを受賞した作品も多い。最近では漫画家・西原理恵子さんの本も出している。

 帝国データによると1947年の創業で、56年に法人に改組した。2008年4月期は売上高が約15億7600万円あったが、借り入れが膨らんでいたという。

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