北沢俊美防衛相は5日午後、中国沿岸部に近い南西諸島の防衛力強化に向け、自衛隊配備問題に早期に結論を出したいとの考えを強調した。
新たな「防衛計画の大綱」に関しては、冷戦時代からの国防の基本方針「基盤的防衛力構想」に代わる概念を盛りこむべきだと指摘した。共同通信などとのインタビューで明らかにした。
南西諸島に関しては「手薄だったと認めざるを得ない。新たな部隊配置を検討している。できるだけ早く結論を出したい」と述べ、防衛力構想については「これからは海と空に傾斜せざるを得ない。機動的な展開が求められている」との認識を示した。