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柴犬:20m岩壁から救助 三重・名張の消防隊員ら

防護ネットを切断し救助された犬=三重県名張市で2010年9月21日、関谷徳撮影
防護ネットを切断し救助された犬=三重県名張市で2010年9月21日、関谷徳撮影

 三重県名張市中知山の県道沿いの岩壁(高さ約70メートル)の中ほどで21日午後3時前、防護ネットの内側に迷い込んで動けなくなっていた犬が、同市、市消防本部、電力会社、県などの連係プレーで、通報から約6時間後に救助された。動物愛護週間中の救助劇に、消防隊員は「一つの命に変わりありません」とほっとした表情だった。

 「3日ほど前から悲しそうな犬の鳴き声が昼夜続いている」との通報が21日朝、同市役所にあった。

 協力要請に応じた中部電力が出動させた工事用車両に市消防本部の救助隊員が乗り込み、道路から高さ約20メートルの茂みの中で、うずくまっている犬を発見。ネットの一部を切断し、茶色の雌の柴犬(しばいぬ)(体長約1メートル)を救助した。

 犬には脱水症状や関節炎の症状がみられたが、市職員が水を与えると、一気に飲みほした。市が1週間、「迷い犬」として保護する。【関谷徳】

毎日新聞 2010年9月22日 2時30分(最終更新 9月22日 10時23分)

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