新人歌手ＫＧが初アルバム

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　デビュー曲から５作連続でレコチョクチャートトップ１０入りを果たしている新人歌手ＫＧ（ケージー）が、ヒット曲を網羅した初アルバム「Ｓｏｎｇｓ　ｏｆ　ｌｏｖｅ」を２０日に発売する。新曲「どんなに離れても　ｄｕｅｔ　ｗｉｔｈ　ＡＺＵ」は、着うたフル週間チャートでも３位で、上位は倖田来未、ＥＸＩＬＥとドームアーティストばかり。ＫＧはまだ、テレビの音楽番組に出演したことがないにもかかわらず、口コミと曲力で上位に食い込んだ。

　アルバム収録曲の配信累計は１００万ダウンロードに及び「１００万の実感がわかない。僕はテレビに１度も出たことがありませんが、ミクシィなどに『歌詞が好き』『歌が好き』と反応をたくさんいただいて、純粋に歌に反応してくれるうれしい状況です」。

　配信曲はＴｉａｒａ、ＭＡＹ’Ｓらとのデュエット曲ばかりで、まさにデュエットソングの帝王。アルバムではソロ曲も５曲入り、ＫＧのルーツであるソウルで培った歌唱力も発揮されている。「ソロ曲では、やっと自分のスタート地点も見せられた。１０代のころ、自分が大嫌いだったけど音楽をやっているときだけ嫌いな自分を好きでいられた」と振り返る。新作を「スタッフや昔からの仲間、自分が出会った人すべてに感謝を込めた」。新アルバムの躍進が、大きな恩返しになるはずだ。

　［2010年10月6日11時38分　紙面から］