V3戦へ向けてジムワークを再開した内山=東京・五反田のワタナベジム
ボクシングのWBA世界Sフェザー級王者・内山高志(30)=ワタナベ=が5日、3度目の防衛戦に向けて東京・五反田の所属ジムでジムワークを再開した。V3戦は来年1月に行われる予定で、相手は同級暫定王者ホルヘ・ソリス(メキシコ)が最有力。今後、本格的な交渉に入り、内山陣営は日本開催を目指す。
絶対に日本開催は譲れない。メキシコで防衛戦を行った女子ボクシングの世界王者・富樫直美に帯同し、4日に帰国したばかりの渡辺均会長(60)は「スタッフのほとんどが下痢になり、食事も合わず苦労した。選手の体調面を考えると、日本でやりたい」と体験談を語り、日本開催に意欲を見せた。
内山は、日本開催を希望しながらも王者の貫禄だ。「やっぱり慣れているところでやった方がいい。でも、メキシコでやらなくてはいけない状況になったらやります。どこでもいいですよ」。メキシコでの開催が決定した場合はメキシコシティーでの合宿を計画しており、万全の態勢を整えてV3戦に臨む。
(2010年10月5日)