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【格闘技】

元横浜・古木 闘魂マッチ 10・24DEEPエキシビション決定

2010年10月6日 紙面から

 プロ野球の横浜などで活躍し、プロ格闘家に転身した古木克明(29)が10月24日のDEEP50IMPACT(JCBホール)で、かつて「ミスターPRIDE」と呼ばれた専属コーチの小路晃(36)とほとんどガチンコのエキシビションマッチを行う。おおみそかの「Dynamite!!」出場を目指す古木にとって、査定マッチになりそうだ。

 当初、古木は10・24DEEPでプロデビューの予定だったが、8月下旬に練習中に顔面にけりを受け、左眼窩(がんか)底骨折の重傷で手術。全治2、3カ月の診断を受け、デビュー戦も延期されるはずだった。しかし、「どうしても、自分の力を試したい」という古木の熱意にDEEP佐伯代表が折れ、師匠・小路との本気のエキシビションマッチが組まれることになった。

 現在、ヘッドギアをつけ練習を再開している古木は「ケガで恐怖心が芽生えたということはない。むしろ、ケガはつきものだと思っている。当日はありのままを見てもらいたい」とキッパリ。一方、小路も「いろんな選手を見てきたけど、身体能力、精神力はずばぬけている。来年、再来年が楽しみ」と言いつつ、「愛情があるからこそ谷底へ突き落とす。そこからはい上がってきてほしい」と鬼になる覚悟。

 目の負傷だけに、ヘッドギアを装着するなど、特別ルールが採用されそうだが、佐伯代表は「ルールはこれから決める。ファンが求めるものもあるし、3分フルでやらずに、極(き)められるなら途中で極めて終わってもいい。ほぼガチスパー。命を懸けて戦えるのかの最終テスト。ダメなら野球界に戻ってもらうぐらいの厳しい姿勢でやらせたい」とガチンコを強調。緊張感の漂う師弟対決になりそうだ。 

  (竹下陽二)

 

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