生田斗真と市川由衣が真剣交際

着実に生田との愛を育んできた市川由衣

　映画「人間失格」「ハナミズキ」に主演するなど映画、ドラマで活躍する人気俳優・生田斗真（２５）と、ＮＨＫ土曜時代劇「桂ちづる　診療日録」（土曜・後７時半）に主演している女優・市川由衣（２４）が真剣交際していることが５日、分かった。２人は共通の知人を介して知り合い、約５年前から交際。これまで共演はないが、ひっそりと愛を育んできた。

　映画に舞台に主演作品が目白押しの生田と、ドラマ初主演で初の時代劇に挑んでいる市川。今後の芸能界を担う注目の実力派俳優の熱愛が明らかになった。

　２人はこれまで仕事で共演したことはないが、芸能関係者によると、共通の友人を介して知り合い、５年ほど前から交際しているという。ともに１０代前半から芸能界に入り、同じ目標に向かう仲間として交流していくうちに恋愛に発展したようだ。

　ともにこれからの飛躍が期待される若手。仕事への影響も考慮して、ごく身近な知人にしか交際を知らせていない。このためデート現場などもほとんど目撃されず、ひっそりと愛を育んできた。また、別の放送関係者によると、一時は破局したという情報もあるが、同じ価値観を持つ２人の絆（きずな）は強く、互いに支え合ってきたようだ。

　生田は、歌手活動が中心のジャニーズ事務所では異例の“役者専業”として期待される若手有望株。１２歳で同事務所入りし、子役として活躍した後、０７年のフジテレビ系ドラマ「花ざかりの君たちへ～イケメン♂パラダイス～」で一気に注目を集めた。

　今年に入って「人間失格」で映画初出演にして初主演。公開中の映画「ハナミズキ」が興収３０億円も見込めるヒットを記録している。また、来年も歴史大作映画「源氏物語」の主演、事務所の先輩の東山紀之（４４）との共演舞台を控えるなど映画、テレビ、演劇界から最も注目を集める俳優のひとりとなっている。

　市川はスカウトされ、アイドルとして芸能界入り。０２年の「フジテレビビジュアルクイーン」にも選ばれ、グラビアでも活躍していたが、その後は女優に専念。０６年の映画「ＮＡＮＡ２」では主演・中島美嘉のパートナー役を演じ、注目を集めた。９月からスタートしたＮＨＫ「桂ちづる―」では連続ドラマ初主演するなど、本格女優への道を着実に歩んでいる。

　２人の交際について、生田の所属事務所はスポーツ報知の取材に「そうした報告は受けていない」と回答。また、市川の所属事務所は「そのようなことは聞いていない」としている。

　生田は７日に２６歳の誕生日を迎える。２０代後半を迎え、仕事でのさらなる飛躍が期待されるが、市川が生涯のパートナーとなる可能性も十分ありそうだ。

　◆角川会長、生田に太鼓判「将来、海外で通用する」
  映画、テレビ、舞台の出演作が目白押しの生田。中でも「人間失格」「源氏物語」と立て続けに文芸大作の主演に起用した角川映画の角川歴彦会長は「将来、海外でも通用する俳優になれる」と太鼓判を押す。

　端正なルックスに確かな演技力。ジャニーズ事務所のタレントは、俳優としてどんなに人気が出ても、コンサートを活動の柱としているが、生田だけは近年、特例的に俳優業を優先させてきた。それだけ、事務所も生田の役者としての才能を高く評価している。

　芸能界入りした当初はジャニーズＪｒ．でもひときわ注目を集めていた生田だが、これまでの道のりは平たんではなかった。１０代後半はテレビの露出も減少したものの、舞台などの活動で地道に実力を磨き、２０代を迎え、一気に開花した。着実に役者道を歩んできた“異色のジャニーズ”の可能性は無限に広がる。

　◆生田　斗真（いくた・とうま）１９８４年１０月７日、北海道出身。２５歳。９０年代後半からジャニーズＪｒ．の一員として芸能活動を開始。９７年、ＮＨＫ朝ドラ「あぐり」に出演し、俳優として注目され、０７年「花ざかりの君たちへ～イケメン♂パラダイス～」で人気に。ほかの出演作にドラマ「魔王」「魔女裁判」など。出演最新作は映画「源氏物語」（鶴橋康夫監督、来年公開予定）。血液型Ａ。

　◆市川　由衣（いちかわ・ゆい）１９８６年２月１０日、東京都生まれ。２４歳。グラビアアイドルとして芸能界入り後、０１年にドラマ「渋谷系女子プロレス」で女優デビュー。０３年には「呪怨」で映画初出演したほか、歌手としても活動する。ほかの代表作に映画「ＮＡＮＡ２」（０６年）など。趣味は和太鼓、特技は水泳。身長１５８センチ。血液型Ａ。