「ＳＰＥＥＤ」上原多香子の父死去

　人気女性グループ「ＳＰＥＥＤ」の上原多香子（２７）の父親が５日までに沖縄県内で亡くなったことが分かった。

　上原は父の最期をみとれなかったようだ。訃報（ふほう）にふれ、この日の仕事をすべてキャンセルして沖縄に帰郷。悲しみをこらえ、父親の亡きがらと対面した。

　所属事務所によると、病死だという。亡くなった日時や死因などについては「若いころから人工透析を受けていたそうです。それ以外の細かなことは分かっていません」と話すにとどまった。

　上原は３人兄姉の末っ子で、幼少から人一倍家族の愛情を受けて育てられたという。実家に戻った際には、自身の動画ブログに家族で登場したこともあり、仲良しぶりは有名だった。

　上原は、９６年にＳＰＥＥＤの一員としてシングル「Ｂｏｄｙ＆Ｓｏｕｌ」でデビュー。９７年に「Ｗｈｉｔｅ　Ｌｏｖｅ」で紅白歌合戦初出場すると、９８年の全国ツアーで史上最年少で４大ドームを制覇（当時）するなど一時代を築いた。２０００年に解散し、０８年に再始動。現在はソロ活動も行い、ドラマやミュージカルなど活躍の場を広げている。

　◆上原　多香子（うえはら・たかこ）１９８３年１月１４日、沖縄県生まれ。２７歳。「ＳＰＥＥＤ」として、９６年シングル「Ｂｏｄｙ＆Ｓｏｕｌ」でデビュー。２０００年３月に人気絶頂のまま解散。解散後は歌手としてだけでなく、ドラマ、映画、舞台など幅広く活動。身長１５９センチ、血液型Ａ。