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プロボクシングWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(30)=ワタナベ=が“敵情視察”に意欲を見せた。9月20日に2度目の防衛に成功した王者は5日、東京・五反田の所属ジムでジムワークを再開。来年1月予定のV3戦は同級暫定王者ホルヘ・ソリス(30)=メキシコ=との統一戦が有力視され、敵地開催の可能性もあることから、陣営は来月初旬にメキシコでの合宿実施の本格的な検討に入った。
内山が「転ばぬ先の杖(つえ)」を手にする? 挑戦者ムクリス(インドネシア)を5回TKOで沈めたV2戦からわずか2週間。ミット打ちやシャドーなど約1時間のジムワークを行った王者は「パンチが打てるって気持ちいい」と笑顔で汗をぬぐった。
海外での防衛戦を想定し、早くも臨戦態勢に入る。来年1月予定の3度目の防衛戦は、暫定王者ソリスとの指名試合が有力。今後の交渉次第だが、開催地がメキシコになる可能性もある。ワタナベジム・渡辺均会長(60)は「現地の環境は想像以上に厳しい。まだ期間はあるし、内山が自分で経験しておくのも悪くない」とアウェー開催を見越し、メキシコ合宿を提案した。
渡辺会長は、内山と同門のWBC女子世界ライトフライ級王者・富樫直美(35)が2日に同国のグアダラハラで行ったV5戦に同行した。
現地は標高約1600メートルの高地にあり、選手にとっては厳しい環境。富樫が試合序盤に息が上がる姿を間近にした。また試合前も、日本人にはなじみが薄いメキシコ料理が合わず、体調維持に苦心したという。
「食事面も全く異なる。空気が薄い土地でどこまで動けるか体感した方がいい」と渡辺会長。メキシコ滞在中に現地の日本人関係者とのパイプも構築。実現するなら11月初旬から2週間程度の日程で、場所は標高約2200メートルの首都・メキシコ市になりそうだ。
内山は「前もって現地の状況を知るのはいい。高地トレができるなら自分のためになる」と乗り気。メキシコ人選手との実戦練習も希望する。「どこでも戦う覚悟はできている」とV3達成のためには過酷な道も自ら選ぶ。
◆日本人世界王者の主な海外防衛戦 過去7人の王者が挑み、5人が失敗、2人が成功した。最初は世界フライ級王者ファイティング原田(笹崎)。1963年1月、敵地タイでのポーン・キングビッチとの初防衛戦で15回判定で敗れ王座陥落。ほかにも76年5月、WBC世界ライト級王者ガッツ石松(ヨネクラ)がプエルトリコでV6戦に臨み、15回判定負けを喫した。
初勝利はWBC世界スーパーフライ級王者・渡辺二郎(大阪帝拳)。85年12月に韓国でV4戦を行い、尹石煥を5回KOで下した。昨年5月にはWBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(帝拳)がメキシコでのV2戦でジョニー・ゴンサレスに3回TKO勝ち。
(2010年10月6日06時02分 スポーツ報知)
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