【10月6日 AFP】北朝鮮の朝鮮中央通信(Korean Central News Agency、KCNA)は5日、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記が、後継者に事実上決定した三男の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)氏らを同行させ、朝鮮人民軍第851軍部隊の合同訓練を視察したと報じた。
前週、人民軍大将の称号に続いて党中央委員と中央軍事委員会副委員長に選出されて以来、正恩氏の視察活動が公式に報じられるのは初めて。
合同訓練は、10日の朝鮮労働党創建65周年を前に行われたもので、同通信は日にちや場所は明らかにしていないが、「(金総書記が訓練開始を命じた直後に)一斉に力強い砲撃が行われた」と報じた。
韓国の金泰栄(キム・テヨン、Kim Tae-Young)国防相は4日、「北朝鮮は来たる労働党創建65周年を、正恩氏への継承の土台作りが完成したことを祝う機会として利用しているようだ」と話している。(c)AFP
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