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パチンコ店のガラス損壊容疑、組幹部ら逮捕

2010年10月7日4時15分

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 パチンコ店の出店に際して指定暴力団工藤会が巨額のみかじめ料(用心棒代)を要求したとされる恐喝未遂事件にからみ、山口県内のパチンコ店の壁面ガラスをたたき割ったなどとして、福岡、山口両県警は6日、北九州市小倉北区神岳2丁目、工藤会系組幹部上野利一容疑者(52)=恐喝未遂罪で起訴=ら4人を建造物損壊と器物損壊の疑いで逮捕し、発表した。

 ほかに逮捕したのは福岡県みやこ町徳永、工藤会系組幹部の藤本一郎(37)=別の非現住建造物等放火未遂罪などで起訴=、同県行橋市南大橋1丁目、会社員田尻崇(28)、同市北泉2丁目、会社員小堤敦(27)の3容疑者。

 発表によると、上野容疑者らは共謀し、2009年10月3日未明、山口県防府市のパチンコ店の壁面ガラス6枚を鉄パイプのようなものでたたき割り、店内にあったブラインドを壊した疑いがある。

 この店を経営する企業の別の山口県内の店舗でも、鳥の死骸(しがい)が送りつけられたり駐車場に火炎瓶が投げ込まれたりするなどの嫌がらせが相次いだ。両県警は、これらもみかじめ料の要求を巡る脅迫だったとみて調べている。

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