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野村 講道館杯へ悲壮な決意「ギリギリの覚悟で」

復帰第2戦となったローマ大会で2回戦敗退に終わり、険しい表情で帰国した柔道の野村忠宏
復帰第2戦となったローマ大会で2回戦敗退に終わり、険しい表情で帰国した柔道の野村忠宏
Photo By 共同

 今年2戦目となる柔道男子のW杯ローマ大会で2回戦敗退した男子60キロ級の野村忠宏(35=ミキハウス)が5日、帰国した。

 野村は「体が動かなかった」と話し、8月に痛めた恥骨の骨膜炎の影響が大きかったことを告白。「ケガが原因で技術を磨いていけないなら引き時だと思う。体が壊れるか、自分の柔道が仕上がるか」と、11月の講道館杯(20、21日、千葉)へ向け悲壮な決意を口にした。同大会の結果次第では全日本連盟の強化指定選手に復帰できない可能性もあるが「(復帰できなければ)ロンドン(五輪)とか(来年の)世界選手権とか、見えなくなる。ギリギリの覚悟でやる」と進退を懸けることを示唆した。

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