〜トイレ克服大作戦〜


*磯釣りで特に問題になるのが「トイレ問題」。女性は特に深刻よね。それがネックになっていて遠慮しちゃう人も多いのでは? そこで今回の研究は、副所長が考える「トイレ克服大作戦」です。(H14.9月号の「磯釣りスペシャル」の原稿をもとにして書いています。)

釣りにハマっている女性釣り師でさえ・・・

女性釣り師の何人かとメールの交換をしていても、「狭い沖磯でお腹が痛くなっちゃって・・・」とか「もう我慢できないのに、堤防でまわりには何もないし、しかも沖には船がいて・・・」なんて話しを聞くよ。みんな「トイレ」で大変な思いは、少なからず経験しているのよね。でも、そう言う彼女たちもそんな事よりも釣りが好きなので、また釣りに出かけちゃうみたい(笑)。

まずは「気持ち」から

トイレなんて生理現象なんだから「仕方がないこと」だとある程度開き直っちゃうこと。人間誰だってトイレには行くんだし。釣りって、寝不足だったり、暑かったり、寒かったりと過酷な条件の中でするでしょ。特に女性は体のつくりがデリケートな部分もあるから、我慢は禁物よ〜ん♪ って言うか絶対にダメです!!!

「釣り師」って正直な話し

釣り師って正直な話し、釣りをしているか、寝ているかどちらかじゃない??? 自分を始め周りの釣り師を見てみて。こちらを見たとしても、時々ちらっと「釣れてるかなぁ」程度で見るくらいなモノ。じぃ〜〜〜っとこっちばかり見ている釣り師なんて、私は見たことがない。グッドタイミングで用を足していたとしても、「あっ;;;」と思って慌てて視線をそらすよね。だから、そんなに視線を気にしなくてもいいと思うの。釣り師は釣りをしに来ているのです
昔、丹羽さんに「隣の磯にいる釣り人の弁当の中身が見えるか? 見えないべ? こっちの○○なんて、ハッキリは見えないさ。」みたいなことを言われて、ミョ〜〜に納得した事があったよ(笑)。

小物を上手に活用

九州の女性釣り師yumiちゃんは「ポンチョ」を使ってるんだって。yumiちゃんが言うには、「ござ」を利用している人もいるらしい。おぉ〜、それは結構使えるかも。目からウロコでしょ♪最近は100円ショップでも売っていて、竿ケースにも入れられるしね。 (たとえ実際に隠れていなくても)一方向でも気持ち的(?)に隠したいのなら「傘」「ライフジャケット」を上手に活用するのも手かも。それに、もよおしたらすぐ行くってのも量が少なくてすぐに済むと思うなぁ(笑)。


「ござ」や「傘」は
竿ケースに収納可能

yumiちゃんの「ポンチョ」姿
「ポンチョ」はアウトドアショップや
ホームセンターで探してみて

注)小道具(特に「ござ」や「傘」)を使うときには「風」に注意が必要です!!!

でもさ、そう言った小道具を使うと、余計に目立っちゃうような気が「私は」するんだけど、どうよ? それでも見えない方がいいのか、それとも小道具は使わず、ささっと済ませちゃう方がいいのか、どちらがいいのかだよね。

上級者とお尻の向きの関係

上級者の私は、小道具は使わない。だって面倒だし(笑)。沖磯の場合、同磯の近くにいる他の釣り人に一声かけて、そっぽ向いてもらうよ。言われた方は「あいよ〜」って感じで、そんなに気にしていないみたい、と言うよりもそっちが恥ずかしがってる事が多いような・・・(笑)。そして、一番気を使うのはお尻の向き。私の場合誰もいない方にお尻を向けて、ぱぱっとささっと済ませちゃう。だって、面積の広い(!)白いお尻は、遠くから見ても目立つもの(笑)。そして全ての行程をしゃがんだまま行うと、そんなに目立たない(・・・様な気がする;;;)。とにかく、お尻の向きに注意なのです!!!

結局・・・

色々考えてみて結局のところ一番の解決策は、そんな事を差し引いても「それでも釣りに行きたい」って言うくらい釣りが好きになる事じゃないかな? ホントはトイレなんか気にならない環境だとありがたいけどね。女性釣り師が釣り場にたくさんいるとか、「全然気にならないよ〜、そっちで勝手にやっちゃって〜」って言うそっけない気遣い!?をして協力してくれる仲間がたくさんいるとか(笑)。トイレを征するものは釣りも征するのです(笑)。

*また「女性釣り師わんさか大作戦」にも少し書いてありますので、そちらも参考にどうぞ♪ また、いいアイデアがありましたら教えて下さいませ〜!!!

うんちく

山登りをする人達の間では「雉を撃つ(雉打ち)」と言います。草むらの中でしゃがんでトイレをする姿が、雉に向かって鉄砲を構える格好に似ている事から、このように言われるようになったらしい。
そして皇族の紀宮様は「お花を摘みに行ってきます。」と言うと聞いたことがあります。
そう言う隠語と言うか、お洒落ないい方ないかなぁ・・・。