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サイバー犯罪摘発33件 匿名で取り締まり困難2010年9月26日 
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 県警は25日までに、2010年上半期のインターネットを利用したサイバー犯罪の摘発件数と相談受理件数を発表した。
 6月末までの上半期で摘発は33件(09年同期77件)と、前年比44件減の大幅減少となったが、相談件数は456件(同430件)で前年比26件増加した。
 インターネット特有の匿名性により、摘発が困難となっている現状が浮き彫りになっている。
 摘発されたのはインターネットを利用した詐欺17件、出会い系サイト規制法違反5件、児童買春・児童ポルノ法違反2件など計33件。
 県内では、出会い系サイトで知り合った男性を無関係の女性宅に案内して金をだまし取るなどして詐欺などの疑いで男が逮捕された事件や、出会い系サイトの掲示板に「セフレ募集します」などと書き込んだ男子高校生2人が書類送致される事件などがあった。
 県警が受けた相談件数は詐欺・悪徳商法関係が206件、名誉棄損や中傷に関するものが84件、迷惑メールが54件など計456件に上った。
 相談内容としては「利用した覚えのないアダルトサイトからの料金を携帯メールで請求されている」「インターネット掲示板で実名とともに中傷が書き込まれて困っている」などの事例があった。
 サイバー犯罪を取り締まる県警生活保安課は「法外に高額な料金請求や身に覚えのない業者の言い分はうのみにしない。掲示板の中傷は罪に問われる可能性もあるので、冗談でも書き込まないでほしい」と注意を呼び掛けている。


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