最新鋭のCT稼働 三重県立総合医療センター
(2010年10月5日) 【中日新聞】【朝刊】【三重】
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稼働が始まった最新鋭のCT=四日市市の県立総合医療センターで
四日市市日永の県立総合医療センターが導入した最新鋭のコンピューター断層撮影(CT)装置の稼働が4日、始まった。心臓などの臓器が一瞬で撮影できるようになり、検査の迅速化が期待される。
撮影装置は、0.35秒で1回転し、最大320枚の画像が得られる上、検査できる幅は16センチに広がった。
心臓や子どもの胸などが1度に撮れる幅で、心筋梗塞(こうそく)などの治療後の経過観察が外来でできるようになる。動きやすい乳幼児も鎮静剤を使わずに検査できる。
検査が短時間になり、造影剤の量やエックス線被ばくも少ない。中央放射線部の加藤進技師長は「救命救急センターもあり、検査から処置までの時間が短縮できるメリットは大きい」と話した。
導入費用は2億3200万円。同市羽津山町の四日市社会保険病院なども、同様の装置を導入している。(福岡範行)
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