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世界各国から未知なる強豪が集結＝８．２６ＭＡＲＳ
米国・ＭＦＣ王者アルバレスも日本初登場

2006年08月25日

８．２６ＭＡＲＳに出場する選手たち。日本では名前が知られていない実力者が世界中から集結【スポーツナビ】

　８月２６日に行われる格闘技イベント「ＭＡＲＳ～ＮＥＷ　ＤＥＡＬ～」（両国国技館）を翌日に控えた２５日、都内ホテルで計量と出場選手による会見が行われた。計量では外国人選手と日本人選手との間で「キロとポンド」による契約体重の誤解があったものの、両者納得の上で解決。所用で欠席したホドリゴ・ダムとカリーナ・ダム（夕方計量）、当日計量のマルセロ・ブリッドと三原秀美をのぞく全員がパスした。

ミドル級トーナメントに７カ国からエントリー

日本初登場となるアルバレス。ＭＦＣ王者の実力を見せつけることができるか【スポーツナビ】

　今大会の注目選手は初来日となるエディ・アルバレスだ。ＭＡＲＳと提携を結んだ米国の総合格闘技団体・ＭＦＣのウェルター級王者で、デビュー以来７戦７ＫＯ勝利の戦績を誇る２２歳の新鋭。日本でのデビュー戦を前に「スタンドの打撃が得意なので、そこを見てもらいたい。米国で見せているファイトを日本でも見せたい」と得意の打撃での勝利を宣言した。

　今大会の目玉である「－８３キロミドル級トーナメント」には、日本人選手をはじめ、日本初登場となるスペイン人総合ファイターに、オランダ、フランス、ブラジル、米国、韓国と国際色豊かな選手が参戦する。ＭＡＲＳエグゼクティブディレクターの天野勇気氏も「世界各国から有望な選手がエントリー。日本では知られていないが実力は確かなもの。（サッカー）Ｗ杯の再来といっても過言ではないのでは」と、未知の強豪が揃ったメンバーに手ごたえ十分。「強豪外国人ファイターに日本人選手がどこまでやれるのかが見どころ」と、日本代表として出場する三原秀美と佐藤隆平の活躍に期待を寄せた。

ＭＩＫＵは“日伯アイドル対決”の決着を宣言

ライバル・カリーナとの再戦が決まったＭＩＫＵは完全決着をアピール【スポーツナビ】

“美女ファイター”カリーナ・ダムとの“日伯アイドル対決”再戦に臨むＭＩＫＵは、約１カ月という異例の早さで実現した再戦に意欲十分だ。７．２１「ＭＡＲＳ　ＡＴＴＡＣＫ」でカリーナと対戦したＭＩＫＵは、腕ひしぎ逆十字で１本負けとなったが、「グローブをつかまれ、レフェリーに反則をアピールしたが、そのまま止められてしまった」と負けは認めず猛抗議。試合後、ルール、レフェリングを巡り両陣営が衝突し、ＭＩＫＵの代理人として佐伯繁ＤＥＥＰ代表がＭＡＲＳの天野勇気エグゼクティブディレクターに“絶縁宣言”を突きつける事態に発展した。
　その後、佐伯代表がＭＡＲＳの会見場に乗り込み、カリーナとの再戦を要求。当初は２人の再戦を拒否していた天野ディレクターだったが「佐伯代表の会場出入り禁止」を条件に再戦を決定した。
　約１カ月という異例の早さで実現した再戦に意欲十分のＭＩＫＵは「今回はしっかりしたルールの中でしっかりしたジャッジで勝負をつけたい」と完全決着をアピール。前回の対戦では不可解なジャッジで敗れ悔しい思いをしただけに、ＫＯか１本できっちり勝利を奪いところだ。

生き残りをかけ両国大会に臨むＭＡＲＳ

ＭＡＲＳ生き残りを誓う天野ディレクター【スポーツナビ】

　今回の一件でＤＥＥＰと一触即発の緊張状態に突入したＭＡＲＳ。「出入り禁止といっても、（大会同日に）ＰＲＩＤＥ武士道があるんだから来れる会場に来られるわけないじゃないか！」と佐伯代表の怒りが収まっていないが、天野ディレクターは「大会後、話し合いをする機会を作りたい」と態度を軟化。同日開催の武士道にも「意識してもどうなるもので問題もないので、僕らは僕らのやるべきことをきちっとやるだけ」とＭＡＲＳに集中している。

　これまで有明コロシアム、幕張メッセと大会場で試合を行ってきたが、観客動員では苦戦。今回の両国国技館も苦戦は必至だが、天野ディレクターは「５．１３幕張大会よりはいいと思う。演出にも力を入れているので期待できる」と大会の成功に手ごたえ十分。前日発表された“惑星除外”に引っ掛け「冥王星のようになくならないように頑張ります」と“闘神”ならぬ“火星”ＭＡＲＳの生き残りを誓った。

■「ＭＡＲＳ　ＮＥＷ　ＤＥＡＬ」

８月２６日（土）　東京・両国国技館　１６時開場　１７時開始

＜第１３試合　－８３キロミドル級トーナメントＡグループ１回戦　総合ルール　５分３Ｒ＞
ジョン・コロシ（米国／デューンランド・ヴァーリ・トゥード）
ブライアン・ラフィーク（フランス／ホアウ・ジュカオ）

＜第１２試合　－８３キロミドル級トーナメントＡグループ１回戦　総合ルール　５分３Ｒ＞
バスティアン・レイエン（オランダ／タツジン・ドージョー）
三原秀美（日本／総合格闘技コブラ会）

＜第１１試合　－８３キロミドル級トーナメントＡグループ１回戦　総合ルール　５分３Ｒ＞
レオナルド・チョコレート・ナシメント（ブラジル／ＲＴＦ）
佐藤隆平（日本／Ｒ－ＢＬＯＯＤ）

＜第１０試合　－８３キロミドル級トーナメントＡグループ１回戦　総合ルール　５分３Ｒ＞
ダニエル・タベラ（スペイン／ＳＨＯＯＴＳＰＡＩＮ）
ベ・ミョンホ（韓国／闘神塾ＭＡＤ）

＜第９試合　－７７キロ契約　５分３Ｒ＞
エディ・アルバレス（米国／ファイト・ファクトリー）
小池秀信（日本／ＧＲＡＢＡＫＡ）

＜第８試合　無差別契約　総合ルール　５分３Ｒ＞
ビッグジム・ヨーク（ニュージーランド／ファイブ・リングス・ドージョー）
アンソニー“辰治”ネツラー（ニュージーランド／ＴＥＡＭ　ＢＯＯＮ）

＜第７試合　－５５キロ契約　５分２Ｒ＞
カリーナ・ダム（ブラジル／アライアンスＢＪＪ）
ＭＩＫＵ（日本／クラブバーバリアン）

＜第６試合　－９２キロ契約　キックルール　３分３Ｒ＞
コウイチ・ペタス（日本／ザ・スピリットジム）
ソル・ボギョン（韓国／テグ異種格闘技アカデミー）

＜第５試合　－７０キロ契約　総合ルール　５分３Ｒ＞
熊谷真尚（日本／禅道会浜松支部）
ソン・オンシク（韓国／テグ異種格闘技アカデミー）

＜第４試合　－８３キロ契約　５分２Ｒ＞
マルセロ・ブリッド（ブラジル／マルセロ・ブリッドチーム）
瓜田幸造（日本／掣圏会館）

＜第３試合　無差別契約　総合ルール　５分３Ｒ＞
ビタリー・シュメトフ（ロシア／タイガズデン）
イ・サンス（韓国／恨－ＡＪＣ）

＜第２試合　－８３キロ契約　キックルール　３分３Ｒ＞
松本勇三（日本／勇三道場）
馬場伸孝（日本／山木ジム）

＜第１試合　－７０キロ契約　５分２Ｒ＞
ホドリゴ・ダム（ブラジル／アライアンスＢＪＪ）
関　直樹（日本／ＲＩＳＥファイトクラブ）

＜フューチャーファイト＞
青山友和（日本／Ｔ－Ｐｌｅａｓｕｒｅ）
安藤　純（日本／超人クラブ）

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