農林水産省は6日、家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の発生がない「清浄国」への復帰を国際獣疫事務局(OIE)に申請した。4月に宮崎県で感染が疑われる家畜(疑似患畜)が確認され非清浄国になったが、最後の疑似患畜を殺処分した7月5日から3カ月間、新たな発生が確認されないなど復帰の要件を満たした。
OIEは11年2月に開かれる科学委員会で審査。問題がなければ認められる見通し。
農水省は今後、米国など日本からの牛肉輸入が停止したままの国に、再開を強く働きかけていく。輸出入に関しては、多くの国・地域が清浄国認定を参考にしており、口蹄疫発生後に日本からの輸入を再開したのは、香港やアラブ首長国連邦などにとどまっている。
毎日新聞 2010年10月6日 11時39分(最終更新 10月6日 12時37分)
10月6日 | 口蹄疫:「清浄国」を国際獣疫事務局に申請…農水省 |
10月5日 | 口蹄疫:民間種牛、抗体検査実施へ 篠原副農相が方針 |
9月23日 | 口蹄疫:嵐が応援メッセージ 宮崎 |
9月22日 | 口蹄疫:「観察牛」すべて異常なし 宮崎県発表 |
9月15日 | 口蹄疫:対策検証委が中間報告 国と自治体の連携不足批判 |
9月10日 | 口蹄疫:すべての車内広告を宮崎県関連に 福岡市地下鉄 |