レアアース以外も手続きに遅れ
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レアアース以外も手続きに遅れ

10月6日 4時20分 twitterでつぶやく

尖閣諸島の日本の領海内で起きた中国漁船による衝突事件以降、中国側の検査の厳格化で、レアアース以外にも自動車部品や電子製品などで輸出入の手続きに遅れが出ていることが経済産業省の調査でわかりました。

この調査は、経済産業省が先月28日から30日にかけて商社やメーカーなどに調査したもので、424社から回答がありました。それによりますと、およそ30%に当たる124社が、中国各地の税関で検査が厳格化されているため、レアアース以外にも自動車部品や電子製品などで輸出入の手続きに遅れが出ているとしています。このうち上海の税関では、日本向けの一部の輸出品について、ふだんは行われない全量検査が行われているということです。また、尖閣諸島沖での中国漁船の衝突事件で逮捕された船長がこう留期限を延長された先月19日以降に手続きの遅れが集中しているということです。すでに一部の企業では遅れはなくなっているということですが、経済産業省ではこうした事態はまだ完全には解消されていないとみており、中国で国慶節の大型連休が明ける今月8日以降の動向を注視するとともに、中国側に改善を求めて行くことにしています。