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2010年10月5日(火) 19:25 |
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イノシシ被害深刻、蒜山のそば大打撃
実りの秋、各地でイノシシによる農作物の被害が深刻です。 これまでは、稲などが被害に遭っていましたが、岡山県北の蒜山高原では、今、収穫期を迎えた蕎麦がイノシシのターゲットとなり、蕎麦畑が全滅させられるケースも相次いでいます。
エサを求めて、山里に降りてきたイノシシ。 農作物への被害が毎年、各地で起きています。 5日朝、最低気温が15度を下回った蒜山高原です。 去年、不作だった蕎麦。 今年こそはと、生産農家が収穫に期待を寄せる実りの秋です。 収穫直前、畑一面に実った蕎麦が無残にもなぎ倒されています。 イノシシによる被害です。 蕎麦の実も食べられています。 被害で収穫をあきらめた畑は少なくありません。 蒜山高原にある57ヘクタールの蕎麦畑のうち、これまでに分かっているだけで7ヘクタールの畑は全滅です。 イノシシのものと見られる糞も残されていました。 蒜山高原で、今年ほど、多くの蕎麦がイノシシに狙われたのは、初めてとのことです。 蕎麦だけでは、ありません。 山里の栗などもすべて食べてしまうイノシシ。 猛暑などにより、山の自然、動物の生活環境に異変が起きていると指摘されていますが、具体的な対策が見い出せない生産農家にとっては、なんとも気の晴れない実りの秋です。
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