教育熱:木洞が江南を超えた!?

 ソウル市江南区大峙洞に代表される「大韓民国私教育(学校教育以外の家庭教師や塾など)1番地」、ソウル・江南地区が同市陽川区木洞に抜かれるのか。5日、すでに中学生向けの私教育では木洞が江南を抜いた、という調査結果が出た。

 国会教科委員会の金椿鎮(キム・チュンジン)議員(民主党)が、江南、木洞、中渓、盆唐、一山、坪村など私教育熱が高いソウル・京畿道地域で、18校の中学生5068人を対象に行ったアンケート調査の結果、木洞(新木中、月村中、木一中)の生徒は、学期中の私教育費が平均69万4500ウォン(約5万1430円)で最高となった。一方、江南(徽文中、テチュン中、清潭中)の平均は69万2000ウォン(約5万1240円)だった。

 長期休暇中の私教育費の差はさらに開いた。木洞(70万5400ウォン=約5万2240円)が、江南(69万5600ウォン=約5万1510円)よりも1万ウォン(約740円)近く多かった。私教育を受けていると答えた生徒の比率も、木洞(91.8%)が江南(89.7%)より高かった。

 既に予想されていた結果だと分析する人もいる。ある入試専門機関の関係者A氏は、「木洞の保護者たちは、ひたすら勉強で勝負して名門大学に入れなくてはならないという執念が、江南の保護者たちを超えており、私教育にのめり込む傾向が強い」と話した。塾を経営するB氏は、「入試説明会を開くと、木洞の保護者たちが最も熱心で、塾や家庭教師を選ぶときも、江南に比べずっと厳しい」と話した。

 江南と木洞の保護者たちの教育秘訣(ひけつ)対決をテーマとしたインターネッサイトは、会員が2万4000人にも達した。両地域の競争が大きな関心を集めているということだ。

郭守根(クァク・スグン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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