検察批判しか出来ない民主党とお抱え弁護士
24日のテレ朝「サンプロ」で、民主党細野豪志議員とお抱え弁護士郷原信郎の2人が、町村元自民党官房長官と宗像紀夫元特捜部長を相手に、石川議員逮捕と小沢幹事長追及に反対する挑戦的な論調を展開した。
民主党とお抱え弁護士が自らを省みることもなく、検察と自民党への攻撃に終始したその一部をご紹介する。
テレ朝「サンプロ」(2010/1/24)
細野豪志議員が登場。
田原総一朗が開口一番、細野氏にゴマをする。
田原総一朗
「みんなはこれから細野さんがどう反応するかを見てる。もう中心は小沢さんじゃないですよ。細野さん」
褒め言葉とも皮肉とも取れる。小沢氏は終わりだから細野氏の時代というつもりなのか。
宗像紀夫元特捜部長と、あの郷原信郎(元検事・弁護士)も出演。
郷原氏は昨年の西松事件から朝日新聞のお抱え弁護士となった民主党応援団である。
西松事件の時は第三者委員会を作った中心事物で、「指揮権発動」もありうるとした報告書を出した。
今回も「石川議員の逮捕を考える会」のニュースでは座長の席に座って居た。
(なお、この会はその後解散した)
細野豪志
「昨日(小沢さんが)聴取に応じ、しかも会見したことは大きな国会にとっても民主党にとっても大きな前進だ。
当事者が聴取を終った後にあれだけ記者会見に応じたことはないのではないか」
郷原信郎
「弁護士と協議しないで会見をやるという判断は、検察側からプレッシャーを与えられなかったのではないか。ボールは検察側に跳ね返された。今度は検察の方がしっかり・・・」
田原氏が言葉を挟んだので尻切れトンボになったが、検察側の失敗だという。
しかし、同じテレ朝の後番組「ワイド!スクランブル」では大沢孝征弁護士が、今回は検察側は聞く一方の作戦で、言質を取るために調書を作成しただけ、「いつでも聴取に応じる」という小沢氏の言質をとったのは大成功だという。
町村
「(政治資金報告書の)届けは町村、細野という名前で出す。その人が具体的処理について分かりませんということは書類を見ていないということだ。鳩山さんも見てないという。自分は事前と途中と最後の3回見る。これは最低限の義務だ。法律違反ではないかもしれないが、国家議員として最低の義務を小沢さんも鳩山さんも怠っている」
Ponkoは一昨年のNHKの終戦記念日特番で市民活動家に対して整然と反論した町村氏の姿やその後の言動で、温厚だが芯のある信頼の置ける政治家だと評価している。
宗像紀夫元特捜部長
「昨日は検察の追求的な調べではなくて、小沢さんの言い分を4時間全部聞いていたと思う。手の内、隠し玉は全然見せていないと思う。小沢さんは言いっぱなしの状態になっている。一番のポイントは4億円の原資は何か、個人の金なのか違法な裏献金なのかという事だ」
財部誠一(経済ジャーナリスト)
「ゼネコンの関係者にヒアリングをしたら、『このご時勢に下請けが5000万円も政治家に持って行くなんて土木屋の世界ではバカバカしくてこんなにリアリティの無い話はない』という。下請けはぎりぎりの経営状態が数年続いているからそのまま5000万円を渡すなど全く説得力がないといっている」
ぎりぎりの経営状態だからこそ、儲かると思えば借金してでも新規事業の獲得に走るはずだ。ゼネコンとの癒着は無いと財部氏はいうのだろうか。
細野豪志議員が石川容疑者からの無実を主張する手紙を取り出して読んだ後に・・・
細野
「これだけ明確に否定している。彼は私と同期で非常に熱心な議員だ。誠実でいい男でした。今もいいんです。その彼を予算審議の前に国会から無き者にして、いま予算に出られない。選挙で勝っている人間が。ならばどれくらい確証があるのかということを逆に検察側にある程度説明責任があるのではないかと思う」
田原総一朗
「当然ある!」
細野
「議員を国会の直前に逮捕許諾もなくして居なくならせるというのは非常に大きい問題だ」
これこそ検察に対する議員の横暴・圧力である。
検察はいちいち逮捕の理由を記者会見などで国民に説明する責任はなく、裁判で証拠を示して戦うのが職務である。
細野氏は選挙に勝ったと嘯いている。中川昭一議員は負けて死んだ。反日マスコミと小沢の秘書ごときの若造に負けて。
町村氏が民主党の検察批判と圧力的言動について批判すると郷弁護士は自民党も前にそうだったではないかと反論。それを冷ややかな目で見ていた町村氏は、自民党は自由な政党だが民主党は小沢氏に誰も物がいえないではないかと民主党批判。
それにしても一弁護士が大物議員相手に臆面も無く政党批判をするのは珍しい。
田原
「たとえ小沢さんの罪が形式的であっても、小沢は悪い奴だこんな事やってる、こんな事やってると検察は国民に訴えたいと思っていろんな新聞なんかも書いている。こんなことやったと。その検察の努力は相当成果があって、小沢は辞めるべきだと世論が大きくなっている・・・・
読売新聞 70%
朝日新聞 67%
ANN(テレ朝) 56%
町村
「検察対小沢というとても面白い構図にみんな作り上げすぎている。そうではなくて、これは小沢さん鳩山さんという民主党のおかしな体質対納税者である国民の闘いだ」
この町村さんの言葉が非常に印象に残っている。
真面目に納税している国民は鳩山・小沢の脱税者たちを許すわけにはいかない。
鳩山首相の相続税も時効になった部分もあるというではないか。
これではバカらしくて国民は真面目に納税する気も失せてしまう。
首相や幹事長なら「知らなかった」で許されて、私達庶民は「知らなかった」とは言わせないでは納得できない。
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by iza6773
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