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講談社社長の賠償責任、二審で増額 貴乃花夫妻の訴訟

2010年9月29日13時39分

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 大相撲の八百長疑惑を報じた週刊現代などの記事をめぐり、元横綱の貴乃花親方と妻の花田景子さんが講談社(東京都文京区)側に計約7300万円の損害賠償と謝罪広告を求めた名誉棄損訴訟の控訴審で、東京高裁は29日、一審判決を変更し、野間佐和子社長の連帯責任を増額する判決を言い渡した。

 一審は同社側に847万円の賠償を命じ、野間社長の連帯責任について賠償額の一部の計528万円としたが、高裁は計847万円全額について連帯責任があるとした。講談社側の控訴は棄却した。同社は上告を検討するという。

 梅津和宏裁判長は、一審同様、記事は真実とは認められないとしたうえで、野間社長について「講談社は当時、名誉棄損を防止するための実効性のある体制を取っておらず、代表取締役としての責任を怠った」と指摘した。

 問題となったのは、週刊現代の2004年7月17日号や月刊誌「現代」の同年6月号などの八百長疑惑などを報じた13回の記事。

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