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安永さん取り押さえ死訴訟 「警察側証拠信用できない」 | ||
佐賀市の路上で2007年9月、警察官に取り押さえられた直後に死亡した知的障害者の安永健太さん=当時(25)、同市木原=の遺族が県に損害賠償を求めた訴訟の第3回口頭弁論が27日、佐賀地裁(野尻純夫裁判長)であった。原告側の弁護士3人が意見陳述し、「警察側の証拠は信用できない」などとして検察と裁判所が作成した証拠資料の早期提出を求めた。 原告側の甲木美知子弁護士は「警察官が作成した調書は、目撃者が県警の元警察官であったり、原告側の聞き取りと目撃者の証言が大きく食い違うなど、全く信用できない」と指摘。「事実を明らかにするためには、中立的な立場で作成された証拠が必要」として、検察側が大学に依頼した3通の解剖鑑定書など証拠の提出を求めた。 原告側弁護士によると、次回口頭弁論は来年2月19日で、警察官職務執行法上での問題点などを主張する方針。 |
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2009年11月27日更新 |