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安永さん取り押さえ死問題、遺族の被害者参加決定 | ||
知的障害者の安永健太さん=当時(25)、佐賀市木原=の取り押さえ死問題で、付審判請求により特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われた警察官の公判について、佐賀地裁の若宮利信裁判長は4日、被害者参加制度に基づき安永さんの父孝行さん(48)と弟浩太さん(26)の参加許可を決定した。初公判の期日は未定。 今後、3人の被害者代理人弁護士がつく予定で、遺族らは情状面での証人尋問や被告人質問のほか、求刑の意見を述べる方針。孝行さんは「決定をうれしく思う。取り押さえた警察官に直接、何があったのかを法廷で一から十まで聞きたい」と話した。 この問題では、検察官役の弁護士が罪名を特別公務員暴行陵虐罪から同致傷罪とする訴因変更を申請し、地裁が9月に許可を決定。同制度の適用が可能となった。 地裁によると、警察官は2007年9月25日、佐賀市の歩道近くを巡回中、拳で安永さんの胸、首、右耳を数回殴打する暴行を加え、全治1週間のけがをさせたとされる。 |
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2009年12月04日更新 |